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就活コラム

2019.04.09 |  ビジネス話

ギグワーカー急増!社会に与えるギグエコノミーの影響とは

働き方改革が叫ばれ始め、徐々に労働環境も変化し始めているこのごろ。

ギグワーカーという新たな働き方をする労働者が誕生していることを、皆様はご存知ですか?

朝から会社に行き、夜まで働くというスタイルは、間もなく過去のものとなるかも?

今日はそんな新たな労働形態ギグワーカーと、それを可能とする経済形態ギグエコノミーが今後の社会にどのような影響を与えるのか、考えてみたいと思います。

目次

  • 1.ギグワーカーってなに?
  • 2.ギグワーカーは経済活動を活発にする救世主?
  • 3.ギグワーカー急増の裏に潜む課題
  • 4.ギグエコノミーが主流となったとき、あなたはどうするか

1.ギグワーカーってなに?

ギグワーカーという言葉が日本で流行し始めたのはここ数年のこと。

ワーカーは労働者、ギグは「単発」「細切れ」などの意味を持ちます。

つまり、単発の仕事を担う労働者、という意味ですね。

まだなじみ深いとは言えない言葉に思えますが、欧米ではすでにギグワーカーは社会に浸透しており、ギグワークで生計を立てるのは珍しくなくなっています。

ここで気になるのが、 「ギグワーカーってフリーランスと同じじゃないの?」 という疑問。

確かに単発で仕事を請け負うという意味では同じかもしれません。

会社に所属せず、案件単位で仕事を請け負うフリーランス同様に、ギグワーカーも一つの会社に縛られずに複数の会社から単発の仕事を受注します。

ですので、ギグワーカーはしばしばフリーランスと同義に扱われることもあるようですが、厳密にいうと少し意味が違います。

 

■フリーランス

  • 案件単位で仕事を請け負う。

 例:フリーランスのプログラマーは一つのプログラムを完成させるという契約において仕事をする

 

■ギグワーカー

  • 案件単位ではなく、空いている隙間時間で可能な仕事を担う。
  • 案件まるごとを完遂する必要はない。部分的作業を担う。

 例:本業の合間にわずかに時間が空いたので、その時間だけ自家用車でタクシーの運転手をする。

 

ギグワーカーの方が自由度が高い働き方に見えますね。

決まった時間に会社にいなければならない従来のような働き方ではなく、労働者側の都合の良い時間だけを切り売りが可能なギグワークを可能としているのは、インターネットにより、仕事と労働者をマッチングさせる経済形態「ギグエコノミー」の存在です。

 

ネットを介して、仕事を頼みたい発注側と、空いた時間だけ仕事をしたい労働者を繋げるこのギグエコノミーの実例をいくつかご紹介しましょう。

 

■Uber(ウーバー) インターネットによる配車サービス。

アメリカのウーバーテクノロジーズが運営。

車を所有する労働者がUberに登録しておくと、労働者の空いた時間に配車を求めるユーザーからのオファーが入り、タクシーとしてユーザーのオファーに応えるというものです。

 

■Shearshare(シェア・シェアー) 一つの美容室が常に満席というわけではなく、空きができることもある。その空きとサロンに所属しない美容師を繋げているのが本サービス。

カットやカラーなどのサービスを受けたいユーザーからのリクエストを受けた美容師が、空いたスペースをその時だけ借り、ユーザーにサービスを行う、というもの。

 

自分の持つ技能を短時間で売り買いできるのが、ギグエコノミーの最大の魅力と言えそうですね。

2.ギグワーカーは経済活動を活発にする救世主?

ギグワーカーがギグエコノミーを利用して単発の仕事をする理由はさまざまながら、大きく分けて二つのパターンが考えられます。

 

①短時間だけ働きたい

例:子育て中の主婦、家族の介護をしている方、学生、体が弱く長時間労働が難しい方など。

 

②給与に加えてもう少し収入をアップさせたい

特に、①に関して言えば、普段、働く時間が取れない層にとっては、ちょっと見つけた時間で仕事ができるギグワークは魅力的な働き方と言えますね。

 

実際、日本におけるギグワーカーの増加は、2016年第三次安倍内閣によって提唱された「働き方改革」にも大きな影響を及ぼすと思われます。

ご存知の通り、働き方改革が出された背景には、日本の労働人口の減少が深刻なレベルに達すると予測されたことがあります。

労働人口が減れば、当然税源も減りますし税源が減れば国力も低下し、日本としての存続も危ぶまれかねません。

そこで打ち立てられたのが「働き方改革」です。

働きたいけれどさまざまな事情で働けていない層、特に女性や高齢者にも積極的に働いてもらえる環境を作る、というこの働き方改革の方針、実にギグエコノミーにマッチしていると思いませんか。

正社員として長時間会社で仕事をすることは無理でも、子育てのちょっとした合間、あるいは、フルタイムはさすがにきついが、午前中の数時間なら、など、その人の状況でギグエコノミーは利用が可能となるわけですから。

もちろん、課題は多々ありますが、ギグエコノミーを積極的に使いこなすことによって、以下のような効果も期待できるのではないかと思われます。

  • 労働人口アップ
  • 労働生産性アップ 経済効果
  • 育児との両立可能 出生率アップ
  • 正社員の負担軽減

育児との両立がしやすい環境が整えば、子供を産むことに抵抗を覚えていた若い世代も出産育児を安心してできるようになることが考えれます。

さらに、これまでちょっとした仕事でさえも正社員がすべて行っていたことを、ギグワーカーにお願いすれば、仕事ばかりをしていたお父さんも育児に協力がしやすくなりますよね。

人口減少に悩む日本には適した働き方と言えるのかもしれません。

とはいえ、もちろん良いことづくめではなく、課題もあるのがギグエコノミーなのです。

3.ギグワーカー急増の裏に潜む課題

正直なところ、ギグワーカーだけで食べていくことは可能なのでしょうか。

ギグ、細切れの仕事を複数こなすわけですから、たくさんこなせばこなすほど、賃金は上がるはずです。

しかしギグワーカーの賃金については、高額とは言えないのが現状のよう。

もちろん、稀有なスキルを持っており、それを活用できれば、高額を稼ぎ出すことも可能でしょうが、そうでない場合は副業程度の収入を得る場合がほとんどとのこと。

また、ギグエコノミーを利用して仕事を受注するこのスタイルの場合、会社に所属するわけではない、いわゆる非正規雇用となるので、自分なりに将来のための自衛が必要になります。

すなわち、

  • 社会保障がない
  • 退職金がない

という問題について、労働者個人が考えていかねばならないということになります。

これは経済格差を加速させ、将来的に生活困窮者を生み出す土壌になるのではないかという不安な見方もできます。

 

また、現状においても、ギグワーカーの急増には問題があります。

たとえ単発であれ、仕事は仕事。賃金が発生する以上、責任を持って仕事にあたることは必須です。

が、一つの会社において、社員として毎日顔を合わせるのならば、なにかアクシデントや問題があったとき、修正もしやすいのですが、ギグワーカーは会社に所属していないため、矯正ができません。

また、一つのサービスに対してのクオリティがまちまちで、ユーザーの満足につながらないことも。

事実、ギグワーカーとして登録しつつ、仕事に現れなかったり、犯罪行為にギグワークを利用したりという事件もあるようで、ギグエコノミーの運営側の管理体制が今後一層問われていくのではないかと思われます。

もちろん個人のモラルの問題でもあるので、ギグワーカー一人一人の責任意識も並行して高めていくことが重要な課題となるでしょう。

そう考えてみると、正社員の負担を軽減、の部分も、ギグワーカーの管理を運営会社の社員が行っているとすれば、むしろ負担の倍増に転じかねないので、国としてギグエコノミーを推進していくにはまだまだ準備が必要とも言えますね。

4.ギグエコノミーが主流となったとき、あなたはどうするか

まだまだ日本においては発展途上のギグエコノミー。

しかし、実際、この働き方をしてみたいか、してみたくないか、と考えたとき、私自身は「難しいかな」とも感じました。

なぜなら「そこまで自分に自信が持てない」ためです。

ギグワーカーは会社に所属しないため、いわゆる安定がありません。

安定がない、ということはすべての行動に自分が責任を負わねばならない、ということ。

気軽な気持ちで手を出すには、そこそこリスクの高い働き方でもある、と言えるわけです。

しかも社員ではないので労働基準法も適用されません。

仕事を詰め込み過ぎて過労になっても、それは自己責任。

おまけに、今後、AIによる自動化の波が押し寄せてくれば、よほどのスキルがなければギグワーカーとしてやっていくのも大変になっていくことが予想できます。

 

とはいえ、自分のなかで夢やポリシーがあり、それに向けて頑張りたい人には最適な働き方かもしれません。

たとえば、

  • 畑違いの分野の仕事にもチャレンジしたい
  • 会社の定年に縛られず、自分のタイミングでリタイアしたい    というような。

 

ただ、自由に自分の人生をカスタマイズするギグワーカーが増える一方で、正社員として働くことに疑問を感じる方も増えるのではないか、と私は懸念しています。

すなわち、

  • ギグワーカーで仕事が回るなら、と正社員雇用が減る
  • 正社員として毎日一つのことをしているのが馬鹿らしくなる

 

こうなってくると、大学在学中に就活をして就職先を決める、という就活生のスタイルも今後変わっていくかもしれませんね。

 

メリット、デメリット、それぞれありますが、これだけ個人の価値観が多分化した現代においては、ギグエコノミーを利用したギグワーカーがますます増えることはほぼ間違いないでしょう。

それにより、これまでは企業の活動によって席巻されてきた社会の流れが個人の力でいかようにも変わっていくと考えられます。

自分の今も未来も、自分自身の力で作る。 それがギグワーカーの最大の魅力なのかもしれませんね。

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フリーライター

名前: あさき

肩書き: フリーライター

自己紹介 事務職から月刊誌ライターへ転身後、フリーライターへ。異業種からの転職のメリット、デメリットなど、経験したからこその情報をお伝えしていきます。
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